一年くらいNETFLIXのマイリストに入れてていつか見ようと思ってたんだけど、ツイッターでナオヒロック氏が「なんとなく観はじめて面白くて最後泣いてしまった。」つぶやいていたので、「このサイテーな世界の終わり」をしばらく前に一気見しました。
大まかな筋はサイコパスの少年ジェームスと人生の全てを変えたい少女アリッサが衝動的に二人旅に出る、というもの。繊細すぎてまわりと打ち解けることのできない二人が少しずつ心を通わせていくものの、いろいろと深刻な事件を起こしてバッドな方向にブレイキングしていくというイギリスらしい青春ブラックコメディー。主人公の倍以上の年齢のおじさんになっても、繊細さと反骨精神を絶妙にブレンドしたネオアコ的な世界観は大好物です。
現在公開しているシーズン1は全8話で、しかも1話がテレ東の深夜ドラマよりも短い20分前後というコンパクトさも良いですね。1話が40分前後という海外ドラマのスピード感に慣れると、なかなか長い映画を見る気にならず、NETFLIXやAMAZON PRIMEの配信で見ようと思っても2時間越えると、長いなまた今度、となってしまいます。40分4話とかは平気で見るのに。だから「このサイテーな世界の終わり」の1話20分でちゃんとストーリーを進めて山場も作るというのにはかなりハマりました。シーズン2の配信が待ち遠しいです。
あとサントラはBLURのグレアム・コクソンが出がけていて、乾いたサウンドが映像にマッチしていますし、その他の劇中歌もたくさんよい曲が使われているので、音楽好きなみなさんにもおすすめです。
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