年ごとのアーカイブ: 2018

2018年ベスト

昨日のポストに続いて、やっとこさ本題の年間ベスト、の前にともうひとつ引っ張ってすみませんが、今年のスチャ活を振り返っておきます。フットボール好きの先輩が以前「サポートチームがあると生活が楽なんだよ」と言っていて、僕は贔屓のスポーツチームもなく、はっきり言って自分の人生にいっぱいいっぱいで人のことを応援しているヒマないので意味が全くわからなかったのですが、スチャダラパーのファンになってから少しずつわかってきました。スチャダラパーの活動に一喜一憂できる幸せ。しかもほぼ喜のみで、憂と言えばグッズが良すぎてどれを買うか悩む、ひょっとしてこれ嬉しい悲鳴、くらいのこと。ライブや新曲のリリースなど楽しませてもらい、今年も感謝しかありません。

15年来の付き合いのマブダチが17年の「暮れの元気なごあいさ3」でスチャダラパーのライブデビューし、その後ふたりで打ち上げ。それから彼も大ファンになり、これから東京での単独は一緒に観に行く約束をしました。その年末に発表された野音での春の単独ライブ「スチャダラパー・シングス」にも二人で行きました。「暮れの元気なご挨拶」は皆勤賞だったし、大阪城野外音楽堂のスチャ主催のフェスには2回参加していましたが、恒例の野音ははじめて。親と一緒に見に来た子どもたちが楽しそうに走りまわるのもよかったし、飲みながら見れるのも最高でした。まず登場してすぐの新曲「スチャダラパーシングス」がかっこよすぎてとにかくシビれた。「ストレンジャー・シングス」でも重要なシーンで効果的に使われたPOLICEの「見つめていたい」をサンプリングした「彼方からの手紙」には驚きました。とにかく野外で気持ち良いし、楽しいし、出来る限りこちらも毎年参加したいと思いました。会場でも随分飲みましたが、打ち上げもしこたま飲みました。

次は5月の阿蘇ロックフェスティバル。去年はムスコは運動会の予行練習と被っていけませんでしたが、今年はうちの家族と先輩ご夫妻の5名で参加しました。スチャダラパーは1DJ&3MCのフェス仕様で定番曲中心に。阿蘇ロック毎年参加していますが、年々スチャダラパーのTシャツを着てる人が増えているような気がします。毎回来てくれているし、あれだけよいライブしてくれたらファンも増えるよね、と僕も嬉しく思っています。ムスコもライブや遊具で遊ぶのも楽しんだし、ライブ終わりのロボ宙とも握手して写真も撮ってもらいとても喜んでいました。何よりも阿蘇ロックフェスティバルは会場が素晴らしいので、まだ行かれたことのない人は来年是非参加してみてください。

9月末には福岡のレーベルGIMMICK-MAGICの1周年イベントに登場。この日プレイした福岡のATTRACTIONSとD.A.N.、SPECIAL OTHERSどのライブも素晴らしくとてもよいイベントでした。他のバンドの時には後ろで見ていましたが、スチャダラパーのはじまる前に前方へ進むと人の波に押され、ちょうど前にいた人が抜けて一番前列の中央という絶好の位置で見ることができました。定番曲、有名曲に加えて新しめの楽曲もたくさんやって盛り上がりました。僕も第5のメンバーのつもりでコール&レスポンスを楽しみました。

そして最後は今月9日恒例のリキッドルーム単独「暮れの元気なごあいさ2²(KGGⅡ²)」。しばらく前に20周年を記念したUNOFFICIAL REMIXも公開されていた超傑作FUN-KEY LPからいつも以上に大量にプレイしてくれました。ずっと前から20周年には再現ライブをしてくれ、とSNSでつぶやいていたので、本当に感激しました。コストパフォーマンスの演奏つきのバンド・バージョンはレコード以上にファンキーで超絶最高。MCコーナーもいつも通り爆笑の連続だったし、ブギーバックのオザケン・パートを「ロマンスの神様」、「負けないで」、「クリスマスイブ」に替えBOSEが歌ったり、など楽しい仕掛けもたっぷり。かせきさいだぁとBIKKEを加えてのGET UP AND DANCEやサ上とロ吉の漫才(!)などアンコールまで盛り上がりました。そしてアンコールの最後には新曲「帰ろうチャント」が披露されました。これが「スチャダラパー・シングス」にも通じるどろっとサイケなトラックでめちゃくちゃかっこよかった。早く音源が出ないかな。今が最高BESTなライブで今年も生存確認できたし、また二人打ち上げも盛り上がってよか年末になりました。

野音で発売されたCD「スチャダラパー・シングス」やインディー雑誌「余談」の新作、秋にはチャンピオンボディーのSDPロゴ・スウェットまで発売され、今年もバッチリお布施をさせていただきました。来年も楽しませてください。そして再来年の30周年も大いに期待しています!

ということで、最後に年間ベスト。去年まではフィジカルリリースのあるもので選んでおりましたが、サブスクで聞いて、よかったものはレコードで買うというのが定着したし、CDもレコードも出ないってものも多かったので、今年から配信も含めてで選んでおります。来年もよい音楽に出会えますように。

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スチャダラパー / スチャダラパー・シングス
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TSUDA YUITSU GROUP / ST
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DREAMER BOY / LOVE, NOSTALGIA
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ASTRONAUTS, ETC. / LIVING IN SYMBOL
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THE INTERNET / HIVE MIND
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SHUNTARO OKINO / THE SPARK
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KYLIE MINOGUE / GOLDEN
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JAMIE ISAAC / (04:30) IDLER
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RUSH WEEK / FEELS
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LYRICAL SCHOOL / WORLD’S END

2018年ベスト その前に

恒例の個人ベスト10もTINY RECORDSと共同でやっていたころから数えて15回目。ベスト発表のその前にレコード、音楽以外のことを振り返っていくつか。

まずほぼ放置状態のこのブログ。ツイッター、インスタ、FBなど告知中心に使っていますが、惰性でやっている感ありありなので、来年はこちらのブログを効果的に使っていければと思っています。週一更新を来年の目標のひとつにします。硬軟取り混ぜ書ければ、なと。

レコード以外でここのところはまっているのはマラソンというかランニング。2017年頭の熊本マラソンに出場する前の練習からはじめて、コンスタントに走り続けて、今年は2月の熊本城マラソンと11月の福岡マラソンの2大会に出場できました。熊本城マラソンは序盤オーバーペースで飛ばし過ぎて後半両足を攣って、最後は走ったり歩いたりと悔しい思いをしました。福岡マラソンではその反省を活かして、ほぼイーブンペースで(さすがに後半落ちましたが)走れ、ベストタイムではなかったけど、今までで一番楽しんで、納得のいく走りができました。19年の熊本城マラソンは落選してしまい、まだ次の大会は決まっていませんが、来年もマイペースに走っていこうと思います。

走って汗をかく気持ちよさが一番ですが、それに勝るとも劣らないのがランニングシューズを選ぶ楽しさです。デッドストックや海外モデルを仕入れて店で売ったりするくらい元々スニーカーは大好きだったのですが、それまでとは全く違った目線からランニングシューズを選ぶようになりました。NIKEの厚底シューズNIKE VAPORFLY 4%でマラソンの世界記録が塗り替えられたことはみなさんご存知だと思いますが、スポーツメーカー目線で見てもマラソンは花形スポーツで、よい記録が出れば、メーカーの売り上げが大きく変わってきます。NIKE以外のメーカーも莫大な予算を投入していて、そんなトップ選手が履くようなシューズとほとんど変わらない機能のものを僕らも履いて走ることができます。例えばADIDASのULTRA BOOSTなどに搭載されているBOOSTフォームという跳ねるように柔らかいソール。NMDなどのカジュアルシューズにも広く使われているので、履いたことがある方も多いと思いますが、実際に走ってみると「ああ、このソールはこういう意味があるのか」と頭と身体で理解できます。実際に走ってこの最先端の機能を堪能できるのはとても贅沢なことだし、スニーカーが好きな人ほどランニングははまると思います。

またNIKEやADIDASなどスポーツ以外でも人気の有名メーカーだけではなく、ASICSやMIZUNOなど海外でも強い日本のメーカー、日本ではそこまでの人気はないけれどアメリカではシェア率の高いBROOKSやSAUCONYなども名作シューズを出しています。SALOMONやNORTH FACEなどもトレイルのみならずオンロードでのランニングシューズにも参入していて、それまでに培った技術を投入しています。そしてまだブランド創立からそんなに経っていないONやHOKA ONE ONEなどの若いメーカーも有名ブランドを脅かすほどの斬新なシューズを発表しているのも面白いところ。そういう多くの選択肢があるのもとても楽しいです。

ランニングシューズを選ぶのは難しく、試着しただけではなかなか良さがわからず、実際に走ってみてから、というところがあります。足型はもちろん、脚力やペース、そしてレースや練習用などの用途などによって合うシューズは人それぞれ違ってきます。なので、おすすめも難しいのですが、僕の気に入っているシューズをひとつだけ紹介しておきます。NEW BALANCEのFRESH FOAM ZANTEというモデルで現在第4弾まで発売されています。適度なソールの柔らかさとアッパーのストレスの無さ、クセの無い走り心地が気に入っていてパート2から4まで3足購入(しかもアップデートするごとに性能がよくなる!)しています。2で17年の熊本城マラソンへ、4でこの前の福岡マラソンへ出場したようにフルも走れますし、適度に柔らかいクッションなのに安定性もあるので今から走りはじめる人にもおすすめです。USA製NEW BALANCE至上主義だった3年前までの自分からは説教されそうですが(笑)今では1400よりもこのシリーズに愛着があります。
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というようなランニングに関する薀蓄をラン仲間と走りながらや飲みながら話すのがとても楽しい1年でした。来年もよろしくお願いします。

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で、もうひとつはまったのが海外ドラマ。16年頃からアマゾン・プライムは利用していたのですが、大好きなスチャダラパーが春の野音での単独ライブのタイトルをNETFLIXのドラマ「ストレンジャー・シングス」からサンプリングした「スチャダラパーシングス」にするというのを知り、これはそれまでに見ておかなくちゃ、と昨年末に契約。その「ストレンジャー・シングス」はほぼいっきに観終わりはまりにはまりました。80′Sネタが随所に散りばめられ、懐かしさもあるのですが、何よりストーリーがよくできていて、ネタを使いたいがためのネタではなく必然性があるところがとてもよかった。もちろんそれぞれのキャラも最高でしたし。「ストレンジャー・シングス」に限らず面白い海外ドラマは、一話ごとに上手い引きが作ってあるので、ついつい続けて見てしまいます。
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FUZEの海外ドラマ特集やEYESCREAMのインターネット・テレビ特集なんかを参考にしていろいろチェックしましたが、なかでも「ブラック・ミラー」はとても気に入り全エピソード見ました。新しいテクノロジーがもたらす近未来の悲劇、といった感じの一話完結のドラマです。一話完結なので出来、不出来はありますが、このシリーズのシニカルな世界感が好きです。個人的にはシーズン2の「ホワイト・クリスマス」とシーズン4の「クロコダイル」と「HANG THE DJ」あたりがおすすめです。
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その「HANG THE DJ」と合わせて見ていただきたいのが、NETFLIXの「マニアック」。こちらもブラックユーモアたっぷりの近未来を舞台にしたダークコメディーで、序盤ちょっと難解な展開で、頭の悪い僕はついていくのがやっとでしたが、最後まで見て大納得&大感動。シーズン1のみでキレイに終わるのもよくて、またもう一度頭から見ようと思っています。
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この「マニアック」をおすすめしてくれたのが常連のポップカルチャーの先生のN氏。今年も海外ドラマに限らず、映画や本などたくさんの面白いものを教えてくれました。配信のドラマではありませんがN氏からおすすめされた映画「アフター・ザ・シルバーレイク」も素晴らしかった。熊本での上映前に福岡で観たN氏から、いかに傑作でポップカルチャー好きが見るべき映画かという話を、上映時間の長さくらい聞いた(笑)のでハードル上がりまくっていたけど、それを越えてきました。映画などの引用ネタの全てがわかったわけではないけれど、それでもポップカルチャーへの愛は十二分に伝わったし、NIRVANAやR.E.Mなど90年代のオルタナミュージックをリアルタイムで通った自分は主人公に大いに感情移入してしまいました。そしてぶっ飛んだ展開ながらちゃんと青春(成長)映画として成立しているところも素晴らしかった。そんなに数を見ているわけではないけど、今年のベスト・ムーヴィーでした。監督のデヴィッド・ロバート・ミッチェルは星野源以上にPOP VIRUSに感染していると思います。

アマゾン・プライムやNETFLIXを利用して生活がガラッと変わりDVDなんて全くレンタルしなくなったし、便利すぎてもっと早く契約しておけばよかった、という感じですね。今年は店頭や飲み会などでもNETFLIXをはじめとした海外ドラマや配信サービスについて話す機会がとても増えました。何かおすすめあれば教えてください。海外ドラマ見る時間が増え、本を読む時間が減ったので、来年はまた本もたくさん読みたいな、とも思っているところです。

暮れの元気なご挨拶(KGG)セール2018

明日12月9日(日)~11日(火)まで社員研修のため実店舗はお休みさせていただきます。ご迷惑おかけしますが、年間スケジュールに組み込まれておりますので、ご容赦ください。

1年お世話になりましたみなさんへの、心ばかりの御礼としまして、実店舗がお休みの間はウェブショップで中古盤20%オフのセールを開催します。今年は一度もセールをやってませんので、かなり久々となります。是非この機会にご利用ください。

今回はウェブショップのみの開催ですが、店頭のほうも月末にセールを予定しています。また後日お知らせしますので、熊本のみなさんはそちらもご期待ください。期間中にウェブショップでご注文して後日店頭購入という裏ワザは使えますので、よろしければ。

それでは下の注意点を読まれたうえで是非この機会にご注文くださいませ。

暮れの元気なご挨拶(KGG)セール2018
*セール期間は12月9日(日)0:00~11日(火)23:59までとなります。それ以前、以降のご注文は通常価格になりますのでご注意ください。
*セール対象商品はウェブショップへ掲載されている全ての商品で20% OFFとなります。
*自動送信の「ご注文ありがとうございます」のメールでは割引前の金額が表示されております。12日(水)以降に割引後の金額をお知らせしますので、それまでお待ちくださいませ。発送も12日(水)以降となりますのであらかじめご了承ください。
*10000円以上ご注文での送料サービスは割引前の価格で対応させていただきます。こちらも大変お得になります。
*熊本のお客さまで、この期間にウェブショップでご注文され、セール価格で店頭で受け取ることは可能です。是非ご利用ください。